こんにちは、イケッチです。
今日はAppleから販売されている「MacBook Pro13インチ2020モデル」の3ヶ月使用レビューをお届けします。
intelCPUを搭載した最後のMacbookシリーズです。
ARMCPU(Appleシリコン)搭載のMacbook発売を控えているが、このモデルのMacbook Proは購入するべきなのか?
結論、「購入して、問題なし」だ。
MacBook Pro13インチ2020モデルについて
Appleが設計・製造を手掛けるintelCPUを搭載した最後のMacbookシリーズです。
今まで不評だった部分(キーボードやタッチバーなど)がしっかりと改善されており、かなりユーザーに対して使いやすい仕様になった。
購入したスペック(抜粋)
サイズ(W x H x D) | 30.41 × 21.24 × 1.56mm |
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重量 | 1.4kg |
OS | macOS |
ディスプレイ | True Tone搭載13インチ:Retinaディスプレイ |
プロセッサ(CPU) | 第10世代の2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz) |
メモリ | 32GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックス | CPU内蔵グラフィック:Intel Iris Plus Graphics |
ポート |
・Thunderbolt(USB-C) x 4 ・イヤホンジャック3.5φ x 1 |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
オーディオ |
・ハイダイナミックレンジステレオスピーカー ・ワイドなステレオサウンド ・Dolby Atmos再生に対応 ・指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ ・3.5mmヘッドフォンジャック |
バッテリー | 最大10時間 61W USB-C電源アダプタ |
搭載 |
・バックライトMagic Keyboard ・Touch Bar(ESC独立) ・Touch IDセンサー ・環境光センサー ・トラックパッド |
価格 | 270,000円(税抜き) |
外観
外面
キーボード面
側面
左側面
右側面
MacBook Pro13インチ2020モデルのここがすごい
パワーアップした第10世代CPU
第8世代CPUから、第10世代CPUに大きく進化したCPU。
これによって以下の性能が大きく跳ね上がった。
1.ブーストクロックの向上(最大4.1GHz)
→処理速度の大幅アップ
2.内蔵グラフィック性能の向上
→映像処理の速度が大幅アップ(最大80%)
3.32GBのメモリーが積めるようになった
→アプリの処理を大幅に改善できる。
第10世代になったことでの最も大きい恩恵は「2.内蔵グラフィック性能の向上」だろう。
これにより画面出力は5Kディスプレイ(5,120 x 2,880)まで対応できる。
より複数のモニターへの接続や、4Kディスプレイの2枚接続などが可能になった。
なにより5Kディスプレイ(5,120 x 2,880)のウルトラワイドモニター接続時など、外部グラフィックボードを経由しなくてすむのはかなり好印象だ。
さらに動画編集などの性能も大きく改良されている。
正直16インチを買わなくても、「MacBook Pro 13インチ2020モデル」で問題なく作業ができてしまう。
私は設計でCADを使うのだが問題なく3Dモデルをレンダリングすることができた。
Thunderbolt(USB-C)を4ポート搭載
ユーザーとしてかなり嬉しいポイントがこれだ。
前のモデルはUSB-Cが2ポートしか搭載されていなかったが、今回のモデル(上位機種2種)が4ポート搭載となった。
充電やモニター出力などで使うと、SDカードなどがさせなくなって不便だったが、今回の機種からそんな問題が解消されている。
Magic Keyboardに変更
これもユーザーとしてとても嬉しい改良点だ。
前のモデルまでは「バタフライキーボード」が搭載されており、以下の問題があった。
1.キーストロークが浅く打ち辛い
2.壊れやすい
それが「Magic Keyboard」に変更されたことで、全ての問題が解決された。
ストロークが0.5mm増えたことで押しやすいキーストロークになり、
タッチバーに搭載されていたESCキーも物理キーとして独立されて、押しやすくなった。
最高のタイミング感覚を味わえることだろう。
トラックパッドが少し大きくなった
前のモデルから一回りトラックパッドが大きくなった影響で、ドラック距離が少し伸びたのはかなり嬉しいポイントだ。
MacBook Pro13インチ2020モデルの注意点
カメラは時代遅れの720p
なぜこれが改善されなかったのか?
2020年になり、いい加減1080Pになると予想していたカメラ性能は、前と変わらない720pで保留のままだった。
今のご時世、在宅ワークも多いだろう。やはりカメラ性能はあげて欲しかったところだ。
キーボードの汚れが画面に付着する
キーボードストロークが0.5mm上がったことで、Macbookを閉じた時、画面にキーボードが当たってしまい、指紋などの汚れが画面についてしまうということが起きてしまった。
画面がグレア液晶なのでかなり汚れが目立ってしまう。
排熱に気を遣う
ノートパソコンなのでしょうがないことではあるのだが、排熱が追いつかずファンが高速回転して結構うるさい。
重い作業をしていなければ無音だが。排熱管理はしっかりとする必要がある。
やはり高めの値段設定
Apple製品なのでここは避けて通れない道だ。
前回のモデルから多少安くなったとはいえ、Windowsと比べるとやはり1.5倍は高くなる。
しょうがないポイントではあるが将来的にどうにかして欲しいポイントだ。
【結論】買って、問題なし!intel製CPU最後のMacbook Pro
ユーザーの目線に立った改善点が非常に好印象なモデルに感じた。
発売当初は動画編集ソフトがうまく動作しないなどの問題が多発したが、現在は改善されて大きな問題は発生していない。
パワーアップポイントが大きく目立つ「MacBook Pro 13インチ2020モデル」是非あなたも体験してみてはいかがだろうか。
ARMCPUの発売が発表されているが、最初の方はソフトウェアの安定性も悪いだろう。
なので「MacBook Pro 13インチ2020モデル」を買うのは全然ありだ。5年はしっかりと仕事をしてくれるだろう。