2021/2/2
「左手デバイス」
それは様々なコマンドの起動や、マクロなど、クリエイターを力強く支える素晴らしいデバイスだ。
「左手デバイス」っと言っても非常に様々な製品が多く出回っている。
本当に多種多様で、選ぶのが難しいほどに存在している。
少し前はLogicool「G13」っという左手デバイスが非常に人気で、多くのクリエイターが当たり前のように使用していた。
しかし、「G13」は製造が終了してしまいクリエイターにとって非常に大きな衝撃を与えた。
このページに訪れたあなたも、良い左手デバイスを探し求めて、このページをのぞいてみたのではないだろうか?
是非、「左手デバイス」で悩んでいるあなたにお勧めしたいガジェットがある。
Elgatoから販売されている「Stream Deck XL」だ。
よくyoutubeやゲーム配信などのストリーミングデバイスとして紹介されているガジェットなので、「左手デバイス」としての認識が薄いのは無理もない。
だが、この「Stream Deck」は間違いなく優秀な「左手デバイス」だ。
私が実機で1か月使い込み感じたことを、紹介するので是非見ていってほしい。
さっそく紹介していこう。
Stream Deckとは?
“ゲーム配信者向け”に特化したデバイスを開発するブランド「Elgato」が開発・販売をしているデバイスが「Stream Deck」だ。
先ほども触れたように、youtubeやゲーム配信者などがよく使用している製品なので、ストリーミングデバイスとして勘違いされているのだが、れっきとした「左手デバイス」だ。
今まで発売されてきた左手デバイスよりも、出来る範囲が広く、スイッチが液晶画面になっているため目視によるボタン効果の認識も可能になっている。
スペック
メーカー | Elagato |
---|---|
製品名 | Stream Deck XL |
カスタマイズキー |
カラー液晶画面付きカスタマイズキー 32個(縦4列:横8列) 超静音仕様 |
W x D x H(サイズ) |
【スタンド無し】182 x 112 x 34 mm 【スタンド有り】182 x 95 x 120 mm |
重さ |
【スタンド無し】410g 【スタンド有り】673g |
インターフェース | USB-3.0(本体はUSB-C) |
カラー | ブラックのみ |
同梱品 |
・本体(Stream Deck XL) ・磁器スタンド ・USB-C to USB-Aケーブル(1.5m) ・クイックスタートガイド |
対応システム |
【Widows】 OS Windsows 10(64-bit) 【Mac】 macOS 10.13、またはそれ以降 |
価格 | 33,000円 |
外観
【正面】
【側面】
【後面】
【裏面】
【本体・スタンド切り離し時】
「Stream Deck XL」のここがすごい
自由すぎるカスタマイズ性
「左手デバイスだから、そんなの当たり前!」っと思った方が大半だろう。
しかし、少し待ってほしい。
今までの左手デバイスで以下の項目はできただろうか?
・指定したインターネットページへのアクセス
・指定したファイルへのアクセス
・指定したアプリケーションの起動
・指定したシステムのマルチアクション
いかがだろうか?
今までの左手デバイスでは、まず出来なかった機能だ。
それが問題なく設定できるようになっている。
もちろん、「マクロの設定」「コマンドの起動」「ホットキーの割り当て」っといったような、今までにあった「左手デバイス」の機能は当然のように備わっている。
正直できないことを探す方が大変だ。
それほどまでに機能が備わっているのだ。
視認しやすいモニターキー
「Stream Deck XL」で最も目を引く特徴が、モニターキー(カラー液晶画面付きカスタマイズキー)だ。
設定した当初どこにどのマクロを設定したのか、忘れてしまった経験がないとは言わせない。
必ず皆、経験があるはずだ。
「Stream Deck XL」では、まずそのようなことは起きないだろう。
それはキー自体が液晶モニターになっており、好きなアイコンをその液晶に映し出すことができるのだ。
アイコン自体もカスタマイズが可能で、こちらのサイトで画像の作成をすることができる。
つまり、キーの機能に合わせて、アイコンをカスタマイズできる。
↓は実際のアイコン作成サイトの様子
機能をアイコンで、視認できるというメリットは非常に高い。
拡張性UP!フォルダー機能
この「Stream Deck XL」には「フォルダー」という概念が存在する。
フォルダーとは
2階層に渡ってショートカットを登録する機能だ。
1階層目にフォルダーキーを用意し、2階層目にマクロ機能を登録することができる。
つまり1つのプロファイルで計算したとき、32x31=992個のマクロ機能を登録することができる計算になる。
これによりプロファイルの切り替えを行わずに、マクロを使用をすることができるようになるということだ。
プロファイルは無限に用意することができるが、いちいちプロファイルを切り替えるのが面倒だと感じたことはないだろうか?
それを一発で解決してくれる素晴らしい機能が実装されている。
デザインがおしゃれすぎる
このデバイスを一言でいえば「おしゃれ」だ。
左手デバイスはただでさえ目を引くデザインをしているが、「Stream Deck」をひときわ目立つデザインをしている。
何よりモニターキーのカッコよさは異常だ。
これだけでガジェッターの心を掴んでしまうだろう。
(現に私は掴まれた。)
左右対称デザイン
嬉しいことに左右対称のデザインが施されている。
ごくまれに、私と同じような「左手マウス」のユーザーがいる。
そうなると必然的に「左手デバイスを右手で扱わなければならなくなる。」
G13のような形状だと、右手で使うにはどうしても弊害があった。
しかし「Stream Deck XL」は左右対称のデザインで設計されており、右手で使っても全く問題ない形状となっている。
3種類のサイズ展開
「Stream Deck」には3種類のサイズ展開がされている。
この3種類から、自分に合った「Stream Deck」を選択できる。
非常にユーザーに嬉しいポイントだ。
「Stream Deck XL」の注意点
日本語の情報が少ない
不満の1つが、日本語の情報が少ないことだ。
公式サイトの説明も若干不足気味で、理解するのに少し時間がかかってしまった。
ガジェット自体は日本語に対応しているので、使用上は全く問題ないが、最初のとっかかりに少し苦戦するかもしれない。
汚れが目立つ
液晶が採用されているので、画面の発光とともに油汚れが少し目立つように感じた。
とてもかっこいいデバイスなので清潔に保っておきたいところ。
掃除と液晶キーの油のふき取りは小まめに行おう。
価格が高い
これだけ素晴らしいデバイスなのでしょうがない点ではあるのだが、、、、
やはり価格が高い。
【STREAM DECK MINI】=13,000円ほど
【STREAM DECK】=19,000円ほど
【STREAM DECK XL】=33,000円ほど
他の左手デバイスと比べ、値段が大きく跳ね上がっている。
もちろん購入する価値しかないガジェットではあるのだが、初期費用としては結構痛いポイントだ。
【結論】クリエイターは即購入!左手デバイスの決定機
カッコ良さを兼ね備えた非常に便利な左手デバイスだ。
クリエイターの方であれば是非、導入を検討してみてほしい。
確実に作業効率を上げてくれる。
私のオススメとしては、32ボタン搭載の「Stream Deck XL」だ。
初期投資としては結構な金額になってしまうかもしれないが、直ぐに元を取り返すことなんてできる。
ちなみに私はCADのコマンド入力で非常に能力を発揮してくれている。