こんにちは、イケッチです。
このページでは、自作PCで使用される「ATX電源ユニット」の説明していきます。
自作PCで必須のパーツとなる「ATX電源ユニット」。
簡単に説明すると「パソコン全体に電力を供給するパソコンパーツ」のことだ。
人間の体に例えると「心臓」に当たる部分であり、これが無いとパソコンを起動することができない。
今日はその「ATX電源ユニット」について一般的な箇所を説明をしていきたい。
「ATX電源ユニット」とは
ATX電源ユニットって?
先ほど簡単に説明してしまったが、「パソコン全体に電力を供給するパソコンパーツ」のことを「ATX電源ユニット(PSU)」と呼んでいる。
自作PCで使用される電源は大きく分けて2つ存在する。
・「ATX」
主に、「ミドルタワー」から「フルタワー」と呼ばれる自作PCケースに対応した電源ユニット。
・「SFX」
主に、小型のPCで使用されている電源ユニット。
2種類存在しているが、「ATX」規格が自作PCで最も使用される規格だ。
なので、とりあえずは「ATX」規格だけ見ていれば問題はない。
「ATX電源ユニット」で、注視しなければいけない項目は3点ある。
①W数
②変換効率規格
③メーカー
これは後ほど詳しく説明していきますが、現状は「この3つを絶対に見る!」っと言う認識でOKだ。
ちなみに値段は、5,000円 〜 20,000円と様々だ
ATX電源ユニットの外観
全体のイメージ
プラグイン側(配線側)
吸気ファン(冷却ファン)
電源入力側
企画説明ステッカー
細かい単語説明
W数
その電源がMAXで、何W(ワット)の電力を処理できるのか?っという項目がW数だ。
最も一般的なW数で知られているのが、750Wで多くのメーカーから販売されている。
自分が使うパソコンパーツが、部品ごとに何W使用されるのかを計算しておくと、何Wの電源を買えばいいのかが見えてくる。
変換効率の影響で、良い電源でも10%は熱に変化されてしまうので、
ワット数全体の85%が実際に使うことができるW数と覚えておくと良い
変換効率規格
「コンセント」から「電源ユニット」に送られる電流100Vを、PCに直流電力に変換する際の電力効率の規格のこと。
もっと簡単に言うと、「電源ユニットを使ったとき、電力の何%が熱に変わるのか?」を示している規格。
「80PULS」と書かれた下に「GOLD」や「PLATINUM」と書いてある。
「BRONZE」が最も電力効率が悪く。
「SILVER」
「GOLD」
「PLATINUM」
「TITANIUM」っと、どんどん電源効率が良い物になる。
つまり、750Wでも、MAX750Wまで使い切ることができないということ。
良い物でも10%は熱に変化されてしまうので、ワット数全体の85%が実際に使うことができるW数と覚えておくと良い
ケーブル仕様:プラグイン
電源にケーブルを抜き差しできる形式になっているものを「プラグイン形式」と呼ぶ。
安い製品だと電源ユニットにケーブルが付けられたものになってしまっていて、ケーブルマネジメントが難しくなる。
高い製品は「プラグイン形式」が採用されており、いらないケーブルは外すことができるため、ケーブルマネジメントがしやすい。
なるべく「プラグイン形式」の製品を購入しよう。
メーカーの良し悪い
ここまで理解した上で、もう一つ見てもらいたいことがある。
それが「グレード」だ。
グレードの見方
型の中にグレードが書かれているので可能な限り良い電源ユニットを購入しよう。
グレード | 評価 |
---|---|
CX TX SF |
中華電源 あまりオススメできない |
VX | 普通の電源グレード |
RMx RMi HXi |
安定した高品質グレード |
AX AXi |
信頼性が非常に高い電源グレード |
グレードは見る必要がある
なぜ、グレードを注視する必要があるのか?
それは、「電源経由で様々なパソコンパーツが壊れやすい」からだ。
電源が不規則な電力を流したとき、その電流を受けたパーツが壊れる可能性が高い。
つまり、電源ユニットを経由しているパソコンパーツ=全てのパソコンパーツが故障する原因になる。
そのため、必ずメーカーは見て、高品質なグレードの製品を買うようにしよう。
金額を抑えすぎて、他のパーツを犠牲にしてはならない。
まとめ
ここまで説明してきたが、最後に簡単にまとめておこう。
【ATX電源ユニットとは】
・自作PCはATX規格の電源ユニットを使う
・W数は余裕を見た数値で購入する。
・電源効率規格はなるべく高いものを購入
・メーカーは可能な限り見る。
いかがだったでしょうか?
意外と電源が諸悪の根元になりやすい。
必ず高品質なものを選ぶことをオススメする。