2022/6/8
「ポータブル電源」
皆さんは自宅に「ポータブル電源」を常備しているだろうか?
近年、ITの進化により、個人が所有・使用するデバイスが多くなってきている。
その代名詞と言えるのが「スマートフォン」や「パソコン」だ。
最近は多くの人が「モバイルバッテリー」を持つようになり、2日ぐらいならスマートフォンの充電に困らない対策をとっている。
だがしかし、電力を根源としているデバイスは非常に様々で、「電子レンジ」や「ドライヤー」など家の中で使用するデバイスが多くあり、
モバイルバッテリーでは、そもそも接続できず、いざという時に使用することができなくなる。
原発の未稼働が拍車をかけ、日本全体で電力不足が問題となり、様々な地域で突発的な停電対策が取られている。
そんな突発的な停電や、災害などの電力供給の遮断問題を多くのユーザーが隣り合わせの状態となって生活をしている。
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現代人にとって電力は必要不可欠な状態となっているなか、「ポータブル電源」を常備していない家庭が残念ながら多いのが現実。
2011年3月11日に起きた東日本大震災からはや11年が経過して、次の自然災害に対する緊張感も高まっている中、ぜひ皆さんには「ポータブル電源」を自宅に常備してほしいと感じている。
ポータブル電源は多くの企業が参入し、様々な容量・ポート・機能を追加して、多種多様なポータブル電源が販売されているが、
今回私が紹介したいプロダクトが、EF ECOFLOW社が販売している「EcoFlow RIVER Pro」と「ソーラーパネル」だ。
![](https://ikectchbook.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_3129-scaled.jpeg)
私自信、実際に3ヶ月ほど様々な条件で使ってみて、非常に優秀なポータブル電源だと感じたため、今回レビューをしていく。
この記事を見て、「ポータブル電源」の常備・使用を検討していただけると幸いだ。
早速レビューしていこう。
スペック・外観
ポータブル電源ースペック
![](https://ikectchbook.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_5692-scaled.jpeg)
メーカー | ECO FLOW |
---|---|
製品名 | EcoFlow RIVER Pro |
寸法 | 29 x 18.5 x 25 cm |
重量 | 7.6kg |
カラー | ブラック or ホワイト |
容量 | 720Mh(200000mAh) 1年間 保存性能有り |
寿命 | 約800回 |
ポート | 【入力・充電】 AC壁コンセント(1.6 時間で充電) 12Vシガーソケット(7.5時間で充電) ソーラーチャージャー(4.5時間-12時間で充電)【出力】 ・AC出力(x3) ー600W (サージ1200W),100V AC( 50Hz/60Hz) ・USB-A出力(x2) ー各ポート最大12W、5V DC、2.4A ・USB-A急速充電(x1) ー最大18W、5V DC、 9V DC、12V DC、2.4A ・USB-C出力(x1) ー最大100W、5V DC、9V DC、12V DC、15V DC、20V DC、5A ・シガーソケット出力(x1) ー最大136W、13.6V DC、10A ・DC5521 出力(x2) ー各ポート最大13.6V DC、3A |
保証期間 | 購入から24ヶ月 |
価格 | 79,800円 |
ソーラーパネルースペック
![](https://ikectchbook.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_5693-scaled.jpeg)
メーカー | ECO FLOW |
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製品名 | EcoFlow 160W ソーラーパネル |
寸法 | 75.2 x 48.7 x 7.6 cm; 8.18 kg |
重量 | 8.18kg |
充電量 | 太陽光発電 最大160W |
材質 | 単結晶シリコン |
価格 | 42,900円 |
外観
【表面】
【右側面】
【裏面】
【左側面】
【ソーラーパネル収納時】
【ソーラーパネル展開時】
【付属品】
「EcoFlow RIVER Pro」の注目ポイント
X-Stream充電テクノロジーで充電を高速化
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この製品の最も大きな特徴が「X-Stream」テクノロジーだ。
このテクノロジーは「EcoFlow RIVER Pro」本体を充電する際、
0〜80%までの充電を、約1時間ほどで充電することが可能で、
そこからのフル充電(残り20%)は30〜40分かけて充電する仕様となっている。
つまり720Mhにも及ぶ大容量バッテリーを2時間もかけずに充電することが可能だ。
実際に私も、RIVER Proを充電した際、1時間40分で充電ができた。
これでいざという時の充電も安心だ。
充電後の、充電の保存性能も1年とのことで、一度充電してしまえば使わなかったとしても、長い間保存が可能となっている。
充電の様子に関してもカラーモニターが用意されているため、そこから確認することが可能だ。
X-Boost機能で最大1200Wの電化製品が使用可能
![](https://ikectchbook.com/wp-content/uploads/2022/06/AdobeStock_365810231-scaled.jpeg)
X-boost機能とは、EcoFlowが開発した独自技術で、1200Wまでの電化製品を使用可能にする技術だ。
これによって、ほぼ全ての家電が使用可能になっており、高出力な電気が必要な電化製品が稼働可能になる。
実際にドライヤーで試してみたところ、稼働させることができた。
ただし、これは電圧を下げて稼働するというシステムだ。
例えば、1000Wのドライヤーを「EcoFlow RIVER Pro」につなげて稼働させる際、
「EcoFlow RIVER Pro」が最大出力600Wでドライヤーの電圧を下げて稼働するというものだ。
多少のパワーダウンは受けるものの、1200Wまでの家電が使えるのはかなり凄いことだ。
停電時・災害時において、かなり役に立つシステムと言える。
パススルー充電に対応
これは、家庭用コンセントから「EcoFlow RIVER Pro」を充電しながら、「EcoFlow RIVER Pro」からパソコンや、スマートフォンなどの充電っといった。
数珠繋ぎのような、充電が可能になる機能だ。
これができることで、ACコンセントを余計に使わずに、「EcoFlow RIVER Pro」を充電しながら、他のデバイスの充電をすることができるようになる。
ステータスがディスプレイ表示される
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「EcoFlow RIVER Pro」には、他社のポータブル電源と同じようにディスプレイが搭載されている。
表示される項目は、様々で、
・充電までにかかる時間
・充電に使用されている電気量
・出力に使用されている電気量
・使い切るまでの時間
必要な機能は十分表記されている。
本体のディスプレイ情報からも見ることは可能だが、
アプリを使って「EcoFlow RIVER Pro」の情報を見ることも可能だ。
X-Boostシステムの切り替えなども、このアプリから可能なので、非常に使い勝手がいい。
購入したらぜひアプリの方もDLしてほしい。
持ち運びしやすい&容量が多い
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さて、ポータブル電源としての機能は十分に素晴らしいことがわかっていただけたと思うが、、、、、
それでも、まだ忘れてはいけない項目がある。
それが持ち運びのしやすさだ。
どんなに素晴らしい製品でも、ポータブル性能に問題があれば、全く意味がない。
しかし、安心してほしい。
「EcoFlow RIVER Pro」は非常にコンパクトだ。
サイズは29 x 18.5 x 25 cm
重量に関しても、7.6kgっと、重くはあるが、それでも十分に持ち運びに適している。
そんなコンパクトな設計ながら720Mhもの大容量を備えている。
サイズ感もコンパクトでも、大容量。。。。。
ITテクノロジーの進化が伺える。
世の中の技術者の皆様に、感謝しか出ない。
「EcoFlow RIVER Pro」の残念ポイント
充電時は、他の家電の使用に気を付ける
1番の特徴として紹介させていただいた、X-Stream充電テクノロジーには、少し注意しておかなければいけないことがある。
それは、充電中は高電圧での充電になるため、複数の家電との併用はNGという点だ。
もし、「EcoFlow RIVER Pro」を充電しながら、エアコン・電子レンジ・ドライヤーをフル稼働するようなことがあれば、停電を起こしてしまう。
なかなかバッティングする機会は少ないかもしれないが、充電時の活用は注意しよう。
いろいろなオプションで利便性アップ
ソーラーパネルで充電
別売りのソーラーパネルを使うことで、ソーラー充電を行うことも可能だ。
ソーラーパネルは110W/160W/220/の3種類が販売されている。
それぞれサイズ感が違うので自分に合ったものを選ぼう。
また、ソーラーパネルもよくできていて、折りたたみ式であることはもちろん、ソーラーパネルを収納するケース自体が、パネルを立てかけられるように設計されるている。
横から見るとこのようなイメージだ。
ソーラーパネルを活用し、アウトドアでの使用で利便性を高めるのもありだ。
もちろん、災害時のポータブル充電の手法としても重宝する。
エクストラバッテリーで容量アップ
「EcoFlow RIVER Pro」に限り、エクストラバッテリーを購入することで容量を倍にすることが可能だ。
買ったはいいが、別途容量を増やしたいという状況でも、アクセサリーで容量追加が測れるのは非常に心強い。
720wh+720wh=1440wh なかなかに大容量だ。
エクストラバッテリー自体もコンパクトなので、置き場所も最小限で済む。
【結論】一家に一台!EcoFlow RIVER Pro!
![](https://ikectchbook.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_5705-scaled.jpeg)
いかがだっただろうか?
もし、まだ自宅にポータブル電源が常備されていないのであれば、ぜひともこの「EcoFlow RIVER Pro」を採用してほしい。
ポータブル電源としての性能もさることながら、持ち運びに優れているのはなかなか見当たらない。
ソーラーパネルとの親和性の高さもあるので、ぜひこちらもセットで買うのがおすすめとなるだろう。
見た目も十分にクールな見た目をしているので日本人に好まれやすい。
災害・急停電・アウトドア・ビジネスと様々な分野で、力を発揮してくれるはずだ。
EcoFlowさんは、他にも様々な容量や規模のポータブルバッテリーを展開しているので、気になったらぜひ調べてみたほしい。
EcoFlowサイトはこちら
【カラーリング:ブラック】
【カラーリング:ホワイト】
【160W ソーラーパネル】
【220W ソーラーパネル】