2022/7/15
「4Kモバイルモニター」
作業効率を求めて多くの方が、デュアルモニター環境で作業をする方が増えてきた。
デュアルモニターの選択肢として、据え置き型のモニターが定番ではあるが、、、、、
現在、モバイルモニターがとても注目を浴びている。
その注目を浴びている背景として、最近のノートパソコンのeDP(embedded Display Port)化による規格統一だ。
言わずと知れた、USB-Cを介して外部のモニターを繋ぐことができる技術だ。
ケーブル1本で外部モニターと接続できるその便利さから、非常に多くのPCユーザーが恩恵を受けている。
さて、そんなモバイルモニターだが、多数の製品が販売されており何を買えばいいのか非常に悩むポイントだ。
私も複数の実機に触れて試してきたが、悩みに悩んでいたところ、「これだ!」というものが手に入ったので紹介させていただこうと思う。
それが「INNOCN PU15-PRE」っという4Kモバイルモニターだ。
結論から言えば4Kモバイルモニターはこの「INNOCN PU15-PRE」を買っておけばまず間違いがない!
①15.6インチというモバイル環境において、非常に使いやすい大きさ
②有機ELを搭載し、他の液晶モニターでは表現できない鮮やかな映像表現
③色域規格DCI-P3 100%カバーの高水準
④約4時間稼働可能な、5000mAhのバッテリー搭載。
さぁ、そんな「INNOCN PU15-PRE」を早速レビューしていこう。
スペック・外観
スペック
メーカー | INNOCN |
---|---|
製品名 | PU15-PRE |
重量 | 950g(カバー装着時:1400g) |
サイズ | 363 x 237 x 18 mm |
パネル | 有機EL グレア液晶 タッチパネル機能あり |
解像度 | 4K(3840 x 2160) |
色域 | DCI-P3 100%カバー |
リフレッシュレート | 60Hz |
インターフェース |
・mini HDMI ・USB-C (映像出力用) ・USB-C (充電用) |
スピーカー | 1W + 1W |
価格 | 86000円 |
外観
【表面】
【裏面】
【側面】
【付属品】

「INNOCN PU15-PRE」の注目ポイント
15.6インチの4K大画面
※左が「INNOCN PU15-PRE」15.6インチ
※右が17.3インチノートPC
まずこのモニターの大きな特徴として「15.6インチの4K大画面」であることだ。
他のモニターだとHD画質のものが多く、4Kが非常に少ない。
さらに言えば、画面インチサイズも割と小さめのものが多く、なかなか見づらいものが多い。
「INNOCN PU15-PRE」なら大きな画面で、4K画質のモニター体験を得ることが可能だ。
・画面が大きければ見やすくなる。
・画質が4Kであれば、さらに情報が綺麗に映る。
ビジネス用途以外にも、任天堂Switchなどのゲームも大画面でプレイ可能だ。
モバイル機として大きさはデメリットになりがちだが、作業する上では大きいは正義といえる。
有機ELを使用しているため、視野角や応答速度もかなり高水準になっており、ストレスフリーで使用できる。
DCI-P3 100%カバーで色域に自信あり!

「INNOCN PU15-PRE」の2つ目の特徴が、DCI-P3を100%カバーしている点だ。
モバイル機でありながら、色域表現が非常に高いのだ。
モバイル機でも”正しい色表現”にこだわっており、クリエイターに非常に適したモバイルモニターと言えるだろう。
また有機EL(OLED)を搭載しているため、黒の表現が美しい。
IPSではなかなか表現できない色表現が可能だ。
グレア処理となっているのも相まって、本当に色表現が美しく見える。
5000mAhのバッテリー搭載

モバイル機としてはかなり大容量なバッテリーを内蔵している。
実際に実機を稼働してみて、何時間持つか確認したところ、3時間45分稼働可能だった。
4K大画面でありながら、かなり長時間稼働可能だ。
充電しながら使用することも可能なので、電源が確保できる環境であればずっと使用することもできる。
ただし、充電しながら使用する場合は、本体から2本(映像出力用・充電用)の2本を接続する必要が出るため、PDに慣れてる方は注意しておこう。
モニター設定はタッチ画面で操作

「INNOCN PU15-PRE」はタッチ操作に対応しており、モニターの設定はタッチ操作で決めることが可能だ。
起動中に電源ボタンを押すことで、設定画面を起動でき非常にさまざまな設定をすることができる。
基本的な設定として、「輝度」「コントラスト」「スピーカー音量」がある。
込み入った設定にはプリセットの変更などもあるため、モニターの設定は多岐にわたる。
まぁ、実際のところはそこまでいじる機会がなく、いじるとすれば最初に説明した「輝度」「コントラスト」「スピーカー音量」ぐらいと考えていい。
「INNOCN PU15-PRE」の残念ポイント
値段はかなり高め
これだけ全部載せなモバイルモニターなので当然値段は86000円と高めだ。
クーポンを活用すれば15000引きで購入かのだが、それでも71000円と割高。
設備投資としては、手を出しやすい値段とは言えないだろう。
画面角度は1種類だけ

専用のカバーがスタンド代りになるのだが、設定できる角度は1種類のみとなっている。
自分に合った角度を取り入れる場合は別途、タブレットスタンドなどを導入する必要がある。
10点マルチタッチは微妙
「INNOCN PU15-PRE」は、10点のマルチタッチに対応しているのだが、正直あまり挙動はよろしくない。
挙動としては
メインモニターにカーソルがあるときに「INNOCN PU15-PRE」側をタッチすると、メインモニターのカーソル位置が優先され、「INNOCN PU15-PRE」の画面をいじることができない。
このため、「INNOCN PU15-PRE」でタッチ操作をしたい場合は「INNOCN PU15-PRE」側にカーソルを移動させてからタッチ操作をするといった流れになる。
正直、コンピューター作業におけるタッチ操作による使用頻度は皆無と言っていいだろう。
【結論】4Kモバイルモニターならこれ以外にあり得ない
4Kモバイルモニターで製品を探しているのであれば、「INNOCN PU15-PRE」が一強だ。
① 15.6インチというモバイル環境において、非常に使いやすい大きさ
② 有機ELを搭載し、他の液晶モニターでは表現できない鮮やかな映像表現
③ 色域規格DCI-P3 100%カバーの高水準
④ 約4時間稼働可能な、5000mAhのバッテリー搭載。
上記の通り、他のモバイルモニターでは到底手も足も出ない全部載せなモバイルモニターと言える。
クリエイターの皆様なら、間違いなく買って正解の品物とだろう。
現に私は大満足して、現在も使っている。
以上、「INNOCN PU15-PRE」のレビュでした。