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Wi-Fi6 x トライバンド対応のルーター「RT-AX92U」が素晴らしすぎる【ASUS「RT-AX92U」のレビュー】

2022/4/2

「無線LANルーター」

今日はASUSから販売されている無線LANルーター「RT-AX92U」のレビューをしていこう。

「RT-AX92U」はASUSが2年ほど前から販売している「Wi-Fi6に対応したルーター」だ。

見た目は非常に小さく控えめな姿をしているが、その性能は強力だ。

最近のベーシックになっているWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応する他に、5GHz帯2系統と2.4GHz帯1系統の同時通信が可能なトライバンドにも対応している。

少し前に出たルーターとはいえ、最近新発売している他社の無線LANルーターにも全く引けを取らないどころか、他のメーカーを圧倒している。

私もさまざまな無線LANルーターを購入検討して、最終的にASUS「RT-AX92U」の購入に至った。

リモートワークがさらに増えており、家の無線環境を整えるのであれば、間違いなく「RT-AX92U」が候補に上がってくるだろう。

さて前置きが長くなってしまったが、早速ASUS「RT-AX92U」の内容を確認していこう。

スペック・外観

スペック

メーカー ASUS
製品名 RT-AX92U
サイズ 155 x 155 x 52mm
インターフェース ・Gigabit WAN x 1
・Gigabit LAN x 4
・USB 3.1 Gen1 x 1
・USB 2.0 x 1
アンテナ 外部アンテナ x 4
内部アンテナ x 2
ルーターメモリー フラッシュメモリー:256MB
RAM:DDR3 512MB
通信方式/転送速度 IEEE 802.11b:最大11Mbps
IEEE 802.11a/g:最大54Mbps
IEEE 802.11n:最大400Mbps
IEEE 802.11ac:最大4333Mbps
IEEE 802.11ax:最大4804Mbps
機能 ・MU-MIMO
・AiRadar(ビームフォーミング)
・AiProtection(トレンドマイクロ社製)
・ペアレンタルコントロール
・リンクアグリゲーション(WAN x LAN4対応)
・wtfast
・QoS(Quality of Service)
・AiMesh
・ゲストネットワーク
・VPN
・トラフィックアナライザー
・IPv6パススルー
・WPS
・ゲームブースト
・ASUS router アプリ対応
価格 22,000円

さらに詳しいスペックはこちらをチェック

外観

【表面】

【正面】

【右側】

【後側】

【裏面】

【外部アンテナ解放時】

「RT-AX92U」の注目ポイント

セキュリティー性能の高さ


「RT-AX92U」は他のメーカーのルーターと違い、「トレンドマイクロ社」のセキュリティー技術をルーターに組み込んでいる。

セキュリティーソフトは「AiProtection」と名付けられており、以下の機能が備わっている。

・インターネット上の悪質Webサイトへのアクセスブロック
・不正アクセスがあった場合の通信遮断
・ウイルス感染したデバイスの外部通信のブロック

これらはIDS/IPSと呼ばれている検査機能(パケット検査機能)で悪質なプログラムや通信を検知している。

通信環境をまめに確認している方ならご存知だと思うが、意外とWi-Fiルーターはさまざまな場所から攻撃を受けていることが多い。
「RT-AX92U」なら、それらの攻撃をパソコンに到着させる前にルーター内で弾くことが可能だ。

もちろん他社のルーターにも付属している「ペアレンタルコントロール」機能も「RT-AX92U」には付属している。

アプリケーションを介して、ルーター本体のファームウェアアップデートも可能になっているので、発見される脆弱性に関しても十分カバーされている。

さらにセキュリティ評価に対するスキャン機能も付いており、保護機能を強化するお勧めの設定を支持してくれることも可能だ。

他のメーカーと比べると、これでもかというほどに強固なネットワークセキュリティーとなっている。

小さくても機能はハイエンド


外観はサイズ感を見てもらった通り、非常にコンパクトな見た目をしている。
黒であしらわれたボディーに、ゴールドのラインで非常にクールな見た目だ。

インターフェースは以下の通り

・Gigabit WAN x 1
・Gigabit LAN x 4
・USB 3.1 Gen1 x 1
・USB 2.0 x 1

Gigabit WAN・LANポートは全て1ギガビット対応で、WANポートとLAN4ポートはリンクアグリゲーションに対応しており最大で2GbpsのWANアグリゲーションが可能になっている。

次世代の無線LAN規格802.11ax(Wi-Fi6)に対応し、最新テクノロジーOFDMAとMU-MIMOによって高密度のネットワーク環境においてもスムーズな通信を提供可能だ。

Wi-Fi系統はWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応する他に、5GHz帯2系統と2.4GHz帯1系統の同時通信が可能なトライバンドに対応している。
無線LANのスペックに関しては、スペック表を見てもらった通りWi-Fi6への対応がメインで「5GHz-2 IEEE 802.11ax:最大4804Mbps」が最速となる。
ただし、これに関しては出荷時のルーター設定では最速数値を出すことができないため、設定を変更する必要がある。

ちなみに他の帯域は以下の通り
「2.4GHz IEEE 802.11n:最大400Mbps」
「5GHz-1 IEEE 802.11ac:最大867Mbps」(ターボ時に限り最大4333Mbps)

2.4GHz帯は混雑しているため、速度が抑えめになっているが、問題ないだろう。

このことから基本的には、「5GHz-2」では速度が求めされるデバイスを割り当てて、
それ以外のデバイスは、「5GHz-1」「2.4GHz」に接続という流れになる。

これだけハイエンドな性能をともなってくるとルーター内部の熱処理が難しそうに見えるが、
ルーターの表側・裏側にしっかりとスリットが設けられており、基板上の熱をしっかりと排熱できる設計となっているようだ。
【表側の排熱形状】

【裏側の排熱形状】

また、インターフェスの中にUSB 3.1 Gen1  / USB 2.0がそれぞれ1ポートづつあるため、ルーターを介して簡易的なNASも構成することも可能になっている。
もちろんVPNサーバー機能も備えている。

メッシュWi-Fi機能「AiMesh」搭載


「RT-AX92U」は、ASUS製品同士を活用することでメッシュネットワーク(メッシュWi-Fi)を構築することが可能だ。

これを「AiMesh」システムと言い、2・3台活用しWi-Fiのネットワーク接続範囲を広げることができる。
トライバントにも対応しているため、壁や天井などの遮蔽物の影響を受け易い5GHz帯の中継機として使用することが可能だ。

ちなみに接続できるメッシュネットワーク台数は5台まで可能となっている。

「Adaptive QoS」で安定した通信を確保できる


ASUS独自の技術「Adaptive QoS」も非常に素晴らしいシステムだ。
こればゲームやストリーミング・ウェブ会議の際に使う通信を自動的に判断して、有線的にその通信帯域を高め・且つ安定させる機能だ。あらかじめルーターの設定画面で下記の項目の中から優先するシステムだけチェックを入れることで有効にすることができる。

・ゲーム
・ストリーミング
・ブラウジング
・在宅学習
・テレワーク
・カスタマイズ

その他にも QoS-WAN/LANモニターで各デバイスがどれだけのデータ通信を行なっているか見ることもでき、
Ookla® が提供する Speedtest® で使っているのルーターとインターネット間のダウンロード、アップロード速度を測定することができる。
ASUSルーターということもあり、ゲームに特化した「ゲーム優先モード」という設定も「Adaptive QoS」以外で設定することが可能だ。
特に素晴らしいのが「OPEN NAT」機能で、面倒な作業をすることなく、優先したいゲームをクリックするだけでポートフォワーディングを有効にすることができる。

ゲームタイトルもルーター側で自由に追加することが可能で、従来の面倒な作業が全て省略されている。

専用アプリケーションで設定が楽に!


ASUS製品のルーターは全て、スマートフォンのアプリ「ASUS Router」からルーターの設定を変更することができる。
わざわざパソコンで変更する必要もないため手軽にネットワーク設定で、速度を確認することが可能だ。
ただし一部の機能はパソコンからでしか受け付けないものがあるので、それをいじる場合は注意が必要だ。

コンパクトでクールな見た目


黒であしらわれたボディーに、ゴールドのラインで非常にクールな見た目だ。
サイズもコンパクトで、他のハイエンドルーターと比べるとかなり差を感じる。
ゲーミングルーターのような奇抜さもないため、さまざまなシーンで配置することができるのも、大きなメリットだろう。

ゲストネットワークの設定も可能


来客用のWi-Fiコネクションとして、ゲストネットワークの設定も可能になっている。

他社のルーターに搭載されている機能は当然のごとく「RT-AX92U」に搭載されている。

こちらもルーター設定から、設定の有効化ができるので購入時に設定するのがいいだろう。

価格が安い


発売当初は3万円の値段設定になっていたが、現在は約2万円で購入することができるようになっている。

これだけハイエンドなルーター製品が2万円で買えるのは破格と言ってもいいだろう。

「RT-AX92U」の残念ポイント

初心者向けのルーターではない


ASUSのルーター全般にいえることではあるが、やはりASUSのルーターは初心者向けのルーターではない
ある程度の回線知識は求められるルーターとなっている。

中身の設定に関して、アプリでかなり見やすくなっており、有識者からすれば非常に親切な設計とはなっているが、、、、
そもそもネット用語がふんだんに使われているので、初心者からするとかなりハードルが高い。

ちなみに、Wi-Fi6(5GHz-2 IEEE 802.11ax)の最大回線速度4804Mbpsを出すためには、工場出荷状態の設定では速度に制限が加えられてしまっているため変更が必要だ。
Wi-Fi6を使用可能にするためには802.11ax / WiFi 6 モードを有効に設定し、チャンネル帯を160MHzを有効にする必要が出てくる。

またIPv6の設定も注意が必要だ。
設定方法はこちら

プロバイダーによっては2重ルーター

一部のプロバイダーによってはONU→プロバイダーのルーター→「RT-AX92U」になるので、「RT-AX92U」をAP(ブリッジモード)で使用することになるパターンがでてくる。

「RT-AX92U」をAP(ブリッジモード)で使用するとルーターの機能が大きく制限されてしまい、「Adaptive QoS」などが使えなくなってしまう。

ここはしっかりとプロバイダーに確認が必要になる。

【計測結果】

私の家の環境で測定を行った際、以下のような測定結果となった。

ルーターはリビングに置き、隣の部屋の作業部屋で、一枚の壁(遮蔽物)がある状態での測定結果となる。

1GbpsのLAN接続で無線LANでの速度は
ダウンロード:AVE600Mbpsで、アップロードはAve800Mbpsとなった。
Pingは大体5ミリ秒でジッタは0.2ミリ秒。

ロスなくかなり効率的・安定感のある結果となった。

【結論】


コンパクトでクールなデザインのASUSルーター「RT-AX92U」はいかがだっただろうか?

見た目のかっこよさもありながら、通信速度の確保や、通信の安定性が光る。
トレンドマイクロ社のセキュリティー技術の導入や、ASUSルーター設定アプリケーションの対応など、非常に機能も盛りだくさんで、コストパフォーマンスが高い。

値段も約2万円とお手頃なのでWi-Fi6ルーターをお求めなら是非候補に入れてほしいプロダクトだ。

唯一の欠点とすれば、ある程度知識が必要な点だろうか???
否、ネット上でいくらでも情報を掲載してくれているユーザーがいるので怖がる心配もない。
メーカーサポートもあるので、あまり問題視する必要もないだろう。

メーカー製品ページはこちら

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